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2022年3月24日
株式会社NTT ArtTechnology
東日本電信電話株式会社
株式会社NTT ArtTechnology(代表取締役社長:国枝 学、以下「NTT ArtTechnology」)と、東日本電信電話株式会社(代表取締役社長:井上 福造、以下「NTT東日本」)は、文化芸術分野での共創・鑑賞モデルの実現をめざしています。
その1つの形態として、複数地点間で演奏する音声・映像を低遅延で伝送することで同じ場所で演奏しているような音楽体験ができる多地点間協奏サービスの実現可能性を検証します。
当該検証における実証実験コンサートとして、本日、NTT ArtTechnologyと株式会社東急文化村(代表取締役社長:中野哲夫、以下「Bunkamura」)の主催によりBunkamuraオーチャードホール(以下「オーチャードホール」)とNTTインターコミュニケーション・センター(以下「ICC」)を低遅延通信技術で繋ぎ、「Innovation × Imagination 距離をこえて響きあう 未来の音楽会」を開催いたします。
新型コロナウイルス拡大に伴う社会情勢の変化によって、音楽業界において海外の演奏者を招聘しての音楽イベントや演奏指導を開催できない事が課題となっています。
一方で、遠隔コミュニケーションへの心理的ハードルが下がり、音楽コンサートのオンライン配信やリモートレッスンの市場が形成され始めています。しかし、従来のリモートコンサートでは、通信や音声・映像の処理により遅延が発生し、ひとつの音楽として成立しづらいという課題があります。
これらの課題に対して、NTTグループはIOWN構想(*2)の柱であるオールフォトニクス・ネットワークの要素技術に関わる映像、音声等を高速・低遅延に伝送する技術に、低遅延に映像処理する技術を組み込むことによる解決をめざします。
今回の実証では、オーチャードホールとICCの2箇所を繋ぎ、80名を超える演奏者・約1,000名の観客に参加いただき、低遅延通信技術を活用した実証実験コンサートを開催します。本コンサートでは、技術的な検証を行うとともに、演奏者・観客が違和感なくコンサートに参加できるかを検証します。
《特徴》
NTTグループが提唱するIOWN構想の柱であるオールフォトニクス・ネットワークに関わる2つの技術を初めてコンサート会場で活用します。プロの演奏家でもリモート演奏での違和をほとんど感じないレベルまで遅延を短縮しました。
<実証イメージ>
今回の実証実験を通じて得られるデータ、知見を活かし、文化芸術領域における新しい協奏・鑑賞モデルの一つとして、音楽公演やイベント会場、教育現場などにおける多地点間協奏サービスの事業化を検討します。
以上
報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。